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造園・外構工事施工例

桐生市H様邸造園工事ドキュメント!!


「両面から魅せる里山風の庭」


はじめに
このお庭を施工中に東北地方太平洋地震が発生致しました。この地震により亡くなられた方々へご冥福をお祈りするとともに、被災者の方々へ心からお見舞い申し上げます。被災地の皆様のご健康と一日も早い復興をお祈り申し上げます。


今回のコンセプトは!!


まずは〜お客様のご要望〜(お客様から頂いた要望書から一部抜粋)
設計者さんとの家づくりを「つながり」キーワードに行って来ました。外構に関してもこのつながりを大切にし、設計者さんの最も大切にしている周囲との「調和」を十分考えた庭作りを考えています。是非とも田熊さんにはその考えを理解していただきプランを作成していただきたい。との事でした。

そこで今回私が考えたコンセプトは・・・

1、木造りの建物に合う自然を大切に考えた植栽及び土留め。
2、ご要望である既存の玉石+大谷石の土留めを活かし、庭を造った際に浮くこと無く調和させる。。
3、適度にプライベートを保ちつつも周囲の方や道行く人にも楽しんで頂けるような配置。
4、通りがかる人が、ふと庭を見た時にも度キツく感じさせないよう町並みと調和した庭。

以上のコンセプトを掲げ庭造りスタートです!!

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「着工前」

伊勢崎市の囲炉裏のあるT様邸と同じ設計者さんが設計した木造りの建物。

木の感じが良く、緑が映えること間違い無しです!!




「2010年11月」

まずは駐車場の工事からスタートです!!




ユンボで掘削して残土を搬出しながら砕石を入れていくのですが・・・

ここの土が超固いんです(泣)

ユンボが悲鳴を上げながら掘ってもス〜っと2p位しか削れません。

それ+ドンドン出てくる玉石・・・

植栽部分は、こうで無い事を祈るばかりです(^^;)




年末に差し掛かっている時期ともあり、夕方は暗くなるのが早い・・・

残土を全て出して砕石を入れ終わる頃には真っ暗!!




翌朝砕石部分の不陸を取り、ガッチリと転圧!!

下地が超固い上に砕石を平均13p程度入れているので完璧です(^^)

道路と玄関ポーチの高低差があるのですが、一番使い勝手の良い勾配を付けました。




ここの駐車場は玄関へと続くアプローチも兼用しているので

コンクリートだけでは少し味気ないので御影石をアクセントとして入れていきます。




車が乗っても沈んだりしないよう下地はガッチリと固めていきます。




コンクリートの緩やかな勾配に合わせて御影石も敷いていきます。




画像の奥の方を見て頂くと難しい勾配が良く解ると思います(^^)




そして目地を切り、ワイヤーメッシュを入れていきます。




メッシュをサイコロで嵩上げして土間コン打設準備完了!!




他のお宅のドキュメントを見て下さっている方にはもうおなじみの

スーパー左官職人の山田さん。




今回も任せて安心。ビシッと決めてもらいます!!




真っ直ぐな土間を緩やかに曲がって玄関へと誘うような御影石の配置にしてみました。




駐車場工事完成!!

これでお客様には安心して駐車頂き年を越して頂けます!!






そして翌3月。

寒さも和らぎお待ちかねの庭造りのスタート!!




まずは既存の植栽の伐採及び伐根作業。

お客様がこの土地を購入する以前から植えてあった植木だそうですが

「もし使える物があったらで良いので使って下さい」との事。

しかし残念ながら今回のお庭のイメージにどの木も合わせる事が出来ず・・・

全て取り除く事となりました。




塩と酒を振り、作業開始!!

取り除くなんて簡単な事を言っても・・・

なんせココに植わってウン十年。私の人生の倍以上生きてるので・・・

伐根には一苦労。

しかもすぐ側にガス・水道・電機などのライフラインも通っているので

どうしても重機で無理する事も出来ず半分は人力作業です。




根っこもこの通り!!

ノコギリじゃ太刀打ちできないのでチェンソーで切断。

ただ一つ救われたのは、駐車場工事の時とは違いこっちは土が固くありませんでした。

やはり植栽部分だったので、当時入れ替えたものと思います。




と・・・色々と大変でしたが(^^;)

何とか無事に伐採伐根終了!!




せめてこの手前のモミジは残そうと考えましたが・・・

お客様と相談の上伐採決定。




そしていよいよ土入れ開始!!




タップリと良質の土を入れていきます。




あまり広くは見えない敷地ですが、庭を造る事で広く奥行きのあるように見せる

庭造りを展開していきます!!




土が入ったら鳥海石の登場!!

一気に持ってくる訳にいかないので、まずは一台。




そして市場へ向かい今回植栽する植木を調達!!

この日は市場の10周年大市。

数多くの品物と多くの業者さんが集まりました。

市場の原理で、人が多ければ多い程価格は高騰していきます。

しかし、そういう時を狙い出品者は良物を出して来ます。

この時が勝負なんです!!




2台目の石を積み込み、市場で競り落とした植木を載せ出発!!




現場に到着し早速作業開始!!








植栽と同時に、石を組み庭を構成していきます。

この時が一番神経が集中する時であり、気を抜けば仕上がりも悪く・・・

下手をすれば重量物を扱っているので怪我等の危険性も出て来ます。




頭の中で十手先を見越し、アウトラインを決めていきます。




そして初日の作業はココまで。

これからの展開をお楽しみに!!




翌日3台目の鳥海石!!

今回はこのクレーンでやっと吊るような大きな石を据えていきます。




実はこの日が「東日本太平洋沖地震」の発生日でした。



頭上には電線が悪い位置にあり、クレーンの一番力の発揮出来ない角度で吊る事になります。




何とか電線を交わし、ゆっくりと所定の場所まで移動。

今考えて見るとこのタイミングで桐生市で観測された震度6弱の地震が来ていたら・・・

間違い無くトラックは倒れ、私を含めた作業員はどうなっていたか解りません・・・




地震発生時にも1t近くの石を吊り上げていたのですが、スタッフのとっさの判断で

事故を防ぐ事が出来ました。

こうやって出来上がって行く石組みは・・・

正真正銘命がけになってしまいました(^^;)




今までに感じた事の無い大きな揺れに、一瞬「この国も終わりか!?」

何て思いましたが、現場付近では余り被害が見受けられなかった上に情報が少ない為

実際このような大きな震災になっているとは思いも寄りませんでした。

しかし、帰り道では・・・

建物の外壁が落ち、車が下敷きになっていたり・・・




街中のあちらコチラに消防車が来ていたりと・・・




一番ビックリしたのが、国道50号が殆ど停電しており・・・

信号はおろか店も閉店状態。

家路に帰る道でラジオを聞きながら、周囲の状況を見て・・・

ココで初めて「大変な事態になってしまったんだ」と実感致しました。




それから数日間は・・・

地震によって多くのお客様宅で倒れてしまった灯籠の復旧作業に飛び回り・・・

いよいよメインの植栽の段取り!!




庭を一変させていきます!!




が、この日原発が爆発し、群馬県の放射レベルも次第に高くなっているとの

情報を聞き、不安もあり植栽だけ済まして現場を後にしました。




翌日取り敢えず大丈夫そうと判断し、情報源であるラジオを持参致しました。

ただこのラジオ・・・

ゴルフの景品で頂いたものなのですが、ラジオの受信が凄く悪い・・・

しかも写真で見ると炊飯器みたい(^^;)




そしてこまかい部分の石を組んだりサツキ等の低木植栽。

ココの段階になると殆ど仕上げ作業となりますので、私一人の作業となります。

そんな訳で・・・

写真が少ないです(泣)




ガスや水道関係の点検で通る所を小道風に。

鳥海石の間にアクセントとして木曽石を配置。




その小道へ向かう部分には長野県ご出身のご主人の為に

諏訪鉄平で階段を設けました。






こまかい部分を仕上げていくと庭の表情がだいぶ豊になって来ます!!




翌朝は現場への道が計画停電。

警察官の方が手信号で安全を確保してくれています。

やっぱり警察官は誘導が上手い!!




続いて仕上げ作業!!

こまかい部分の石やサツキも全て完成し、奥から整地。




だいぶ納得のいく仕上がりになって来ました!!




その日の夜7時からが私の地元第3グループの停電。

趣味のキャンプ道具が大活躍!!




ガスや水道の点検に行く超現実的な通路ですが(^^;)

こうい雰囲気を出すだけでイメージは膨らみます!!

そしてココに小道を設けた事で、両面どちらからも楽しめる構造となっております。




全て石組みで仕上げても良いのですが・・・

ここの部分は玄関から一歩出た場所。

木造りの家と庭との調和材として枕木を入れました。

敢えて縦にせず、横に這わし補強を加える事で石に負けない存在感を出しました。




建物という完全なる人工物から、枕木を通じて・・・

自然界の石や植木に流れていく様子を表現しました。




「活かして欲しい」とのご要望であった風化した既存の大谷石がまた一つ庭のアクセントとなりました。




コチラが正面です!!って言っても大丈夫なように配置しました(^^)

でもちゃんとと目隠しも考えてあります!!




時期になりますと、道行く人にもたくさんの花を楽しんで頂く事が出来ます。

エゾムラサキツツジ・サラサドウダンツツジ・サザンカ・ツバキ・サクラ玄等々。




実際に造っている最中にもたくさんの方からお褒めの言葉を掛けて頂き

本当に楽しみね!!と仰って下さいました。

造り手にとっては本当に嬉しいことです!!




小道に続く階段は春になると優しい木陰に包まれた場所となります!!




ここは家庭菜園スペース!!

こちらも枕木で囲み、良質土をタップリと入れておきました(^^)




落葉樹が中心となる庭造りで一番重要なのは「足下」

どうしても寂しくなりがちな庭をいつでも楽しむ為には植木の下まわりの造りが重要です。




大きく開かれた建物の開口部分!!




春になり、一斉に葉が開くとここは何とも言えない素晴らしい景色へと一変致します!!





<前庭をほぼ完成させ、いよいよ最終的な仕上げの段階です!!>



植栽最後の植木はヒメシャラとツバキ。

この二本で中庭と裏庭をビシッと決めたいと思います!!




まずプライベートスペースであります中庭から。

砂をどかし、防草シートを丸く切り剥がすと・・・砕石・・・

これでは植木が育てないので全て入れ替え!!

でも下の方には良い土が入っていたので将来的な心配は無用。




機械は何一つ使えない状況の上に狭い場所なので普通は手で持てる程度の

小さな植木をチョイスするでしょうが(^^;)

敢えて苦労してでも3m50位の物を人力で運び入れました。

植木は上に行くほどボリュームを増すものです。

人の目線と同じような高さの物を植えると視界を遮り、狭く見せてしまいます。

最初から高さのある植木を選ぶ事で生長した際には下枝を落とす事で木型を損なうこと無く対処出来ます。

つまり、人間の使えない上空を上手に使うと言う事です(^^)




足下には前庭と合わせ鳥海石でサークルを造ります。

ここに花などを植えて楽しむのも良いですね。





裏庭部分。

ココはお風呂場となるため、目隠しの意味合いが強い場所となります。

窓の正面にドカっと植えるのではなく、さりげなくツバキの綺麗な葉と花を楽しんで頂くよう配置しました。




そして再び前庭へ。

丁度この日桜玄海ツツジが満開を迎えておりました!!

来る春を予感させる美しく可憐な花です。





この部分はご主人の強いご希望で芝を張る予定でしたが・・・

将来的なメンテを考えご夫婦で相談した結果、やはり大変だと言う事で、砂利にする事になりました!!




メンテゾロを目指し登場するのは高性能防草シートの「ザバーン」

普通にホームセンターで売っている物とはレベルが違います(^^)

少々お高いですが、砂利の下であれば一生物と言っても過言では無いでしょう。




それを庭中に満遍なく張り、ピンで留めます!!




そうしたら砂利入れスタート!!

組んだ石達が一斉に引き立ち浮き上がって来ます。

これでこの広い空間はメンテゼロとなりました!!




作業も残りわずかとなり、最終日!!

現場に向かう途中で竹と丸太の仕入れ。




仕入れ先で展示してあった灯籠は先日の地震の恐ろしさを物語っておりました。




現場に到着し、最終工程。

ココはH様ご家族のご趣味であります「クレマチス」を楽しんで頂くスペース!!




竹と丸太を使い簡易的な竹垣を作り、クレマチスを這わせる支柱代わりに使って頂きます。

その間には多少の遮へいを考え、花水木を植栽。




仕上がりはこんな感じです!!

竹垣は高さに注意しました。あまりにもお隣さんとの境界をはっきりし過ぎると・・・

相手方も気持ち良くありません。あくまでもチョットした区切りになるよう感がました。

この位の高さであればお互い庭に出ている時の会話の邪魔にもなりませんし

行ったり来たりのコミュニケーションも図れると思います。




多分この部分が皆さん気になる所でしょう(^^;)

実は今回既存の植木を全て撤去した訳ではありませんでした。

この木は「カイドウ」なのですが、娘さんの記念樹なんです(^^)

これだけは誰からでも見える一番良い場所に植えようと考え、此処になりました!!

今は養生剪定でブッツリ切られてしまい可愛そうな感じですが・・・




私は生きてるんだ!!

と言わんばかりに葉を出し始め、シッカリと花芽も付けております!!

本当に植物の生命力には感動致します。




そして全体の掃除や手直しを終え無事に全ての工程を終え・・・




完成です!!


アプローチを兼ねた駐車スペースは春になり芽吹き始めると

花や緑に囲まれながら玄関へと誘います。




植栽に選んだ植木はなるべく生長の遅い性質ものものを選び

四季に咲く色々な花たちを入れました!!




かなり石も大量に入れましたが、植栽や枕木と合わせる事により

全体的なバランスが取れるように調和を図りました。




これだけ足下をしっかりと造っておけば冬場葉の無い季節でも

十分庭を楽しむ事が出来ます(^^)




合い向かいの駐車場の方に了解を得て空中撮影の準備!!

この日は上州空っ風が吹き荒れていて・・・

ちょと不安な撮影日(^^;)




そんな風なんてお構いなし!!と言う事で!!

いざ地上10m付近へGO

って・・・・・

実はこの上に乗っているのは私でもスタッフでもなく・・・

H様邸の奥様!!

慣れてる私より全然臆すること無く空の世界へ!!




私も一応カメラに収めないといけない立場なので・・・

上がって行きました!!

クレーンが倒れる事がないようしっかりとセットしてあるので安心なのですが・・・

やっぱ高い所の強風は恐い(泣)

でもこう見るとH様邸の建物の様子が良くわかると思います。

横から見るとノコギリ屋根に見えるような設計になっており

屋根と屋根の間に中庭が配置されております。




庭の画像も平面図のように真上から撮りたかったのですが・・・

ものすごい電線の量で・・・

これ以上近づけません。




上空で見る景色は桐生市が小高い山々に囲まれているという事に気づきます。




恐怖の空中遊泳を終え、H様邸の中へ

普通のサイズより大きな掃き出し窓は庭を映す大きな額縁となります。




このチェアーに横たわりコーヒーを飲みながらゆっくりと過ごす休日。

自宅に居ながら最高に贅沢な時間を過ごす事が出来ますね!!




開口部が広いだけに、家の中から見える景色は大パノラマ!!

本当に庭の中に家が建っているような錯覚を覚えます。

設計家さんの技量にも頭が下がります。




この中庭は三方の窓に囲まれており、何処からでも見えるスペースです。

あまり作り込み過ぎるのではなく、シンプルに素材の良さだけで

魅せる空間として考えました。

周りの雰囲気に合わせたヒメシャラが一年を通して楽しませてくれます!!




着工のお知らせをしたものの私のワガママで材料を吟味するお時間を頂いたり、

地震により倒壊してしまったお客様宅へ急遽伺ったりと色々とH様にはご迷惑を

お掛けしてしまいました。それにも関わらず「ウチはいつでもいいんだからゆっくりでいいよ」と・・・

優しい言葉を掛けて下さいました。

そのお陰で自分でも納得のいく材料を見つけ使う事が出来ました。

そしてじっくりと作業に取り組む事が出来、私自身も満足のゆく仕上がりとなりました!!

その他にも色々とお気遣い頂き本当に感謝の言葉しか思い浮かびません。

これが本当の完成ではありません。春が来て芽吹いて庭の本当の姿が現れていきます!!

またその時期になりましたら続きをアップしていこうと思いますので楽しみにお待ち下さいませ。


H様

この度は本当に有り難う御座いました!!

予期せぬ地震や、計画停電そして燃料不足。色々ありましたが

皆様のおかげで楽しく作業する事が出来ました!!

これからも末永いお付き合いをどうぞ宜しくお願い申し上げます!!



そして待ちに待った春

















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(有)田熊造園土木
代表取締役 田熊 祐介
群馬県邑楽郡千代田町赤岩1728−11
Tel 0276−86−5063


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