大泉町I様邸「緑が映える白壁の庭」
「普通のブロックが、ここまで化けるのか。」
職人の手仕事が生み出す、劇的な変化の記録。限られたスペースを最大限に活かし、機能性と美しさを両立させた、白壁が美しい外構工事の全記録です。
構想と挑戦:北側の難題
現場は家の北側。駐車スペース、植栽、そしてアプローチをどう配置するか。 「どちら側からも玄関へスムーズに」という動線設計が今回のキーポイントでした。
頭の中で何度もシミュレーションを重ね、設計図を描きます。
土との格闘:基礎を作る
まずは土留め工事から。予想以上に宅盤が高く、調整が必要です。
境界の完成です。いつでもブロックでもレンガでも積める状態になりました。
掘削と運搬
何はともあれ掘削です。家の前が土不足のため、掘った土は前庭へ運搬します。
お隣様の敷地をお借りできたおかげで、スムーズに進みました。感謝です。
職人の技:ブロックに命を吹き込む
今回の主役は、ごく普通のコンクリートブロック。 しかし、私たちの手にかかれば、これは「ただの壁」では終わりません。
普通のブロックが化ける瞬間です。
設計図通りに積み上げ、ここからが職人の腕の見せ所。「ブロックのアール加工」です。 硬いコンクリートを繊細にカットし、切り口を滑らかに補修します。
難所と工夫
メインとなる通用口。工務店さんが作ってくれた仮設の枕木階段を外します。
駐車スペースの掘削中、浄化槽から伸びる排水パイプが登場。こいつには悩まされました(汗)。
サブ通用口の作成
サブの通用口には、新品の枕木を使用し、カットして合わせていきます。
仮設のものとは材質が違い、この枕木は長持ちしますよ!
メインゲートの装飾
メイン入り口には奥様セレクトの東洋工業「ビレッジ・コロニアル」。 焼き色や形に変化があり、様々な表情を見せてくれます。
限られた敷地でもアプローチが伸びやかに見えるよう、花壇の曲線を使いました。
左官の魔法:信頼する盟友と共に
ここからがブロックが化ける本番。私が絶大な信頼を寄せる左官職人、山田氏にお願いしました。
全体的に下塗りを行うと、もはやブロックの面影はありません。
「家の模様に合わせてね!」という私のオーダーを見事に具現化。 私の思い描いた模様が浮かび上がります。
土間コンクリート打設
山田さんが塗りを進めている間に、土間の準備。
翌日の生コン打設はまさに戦争。これだけスリットを入れると大変ですが、運び終われば山田さんが便利なマシンで仕上げてくれます。
ビシッと完成!!
完成への仕上げ
メイン入り口は来客用として豪華に。一気にイメージが変わりました。
門扉を中心にブロックとのアールを綺麗につなげ、階段部分はあえて直線を強調して引き締めました。
今回はあえて塗り壁の上に笠を付けませんでした。緑が入った時に馴染みやすくするためです。 右側の枕木階段は、買い物帰りの奥様がスムーズに玄関へ行ける動線を確保しました。
将来的には緑が映えるアプローチになります。まずはシンプルに仕上げ、ポストと表札を待つのみ。
ディテール:ポストと表札
ポストはディーズガーデンの「ブーケ」。可愛らしいデザインが得意なメーカーです。
可愛らしさだけでなく、収納力も抜群で使いやすいデザインです。
お客様に選んで頂いた表札。門扉のアイアンとの相性もピッタリで、良いアクセントになりました。
完成と未来予想図
全体的に引き締まり、品のあるウエルカムゲートとなりました。
今回の工事はここまで。植栽はこれからお客様と共に作り上げていく楽しみとして残してあります。 この庭に緑が入った姿を想像するとドキドキしますね。
最後に、緑が入った未来の姿(CAD画像)を掲載します!
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