敷地をフル活用する。
駐車3台と「和の庭」を両立させた最適解
「狭いから」と諦めない。
館林市T様邸。一見すると障害物のない施工しやすそうな敷地ですが、実は見えない制約が多く潜んでいました。
ご要望は、駐車場3台分(カーポート付き)の確保と、和室から楽しめる庭の両立。
敷地条件を整理し、配管の問題をクリアしながら、機能性と美観を両立させる「敷地有効活用」の挑戦が始まりました。
何もないように見えて、実は地中に配管が...。
1. 下地と配管:見えない部分の調整
まずは位置出しとレベル出しからスタート。掘削を始めると、やはり問題が発生しました。排水管が予想以上に浅く埋設されていたのです。このままでは勾配が取れません。 設備屋さんの仕事を修正しつつ、配管を深く埋め直し、ガーデンライトや水栓の移設も並行して行います。
正確な測量が全ての基本。
レベルを決めて掘り進める。
これは浅すぎる...(泣)調整が必要です。
一本分下げて勾配を確保。これで安心。
ライトや水栓も最適な位置へ。
仕上がり高さに合わせて調整。
2. 骨格づくり:レンガとブロックでゾーニング
下地調整が終わったら、砕石を入れて転圧。駐車スペースと庭を分けるためのレンガラインや、門柱のブロック積みを行います。限られたスペースだからこそ、ミリ単位の調整が「広さ」を感じさせる鍵になります。
配管調整に時間がかかった分、ピッチを上げる。
地盤を締め固める。
横置き2台だと庭がなくなる...縦列+1台の配置を選択。
仕切りが空間を引き締める。
門柱は家の顔。丁寧に積み上げる。
3. 冬季の土間打ち:天候との戦い
この工事は1月〜2月の厳冬期。土間コンクリート打設にとって、気温管理は最重要課題です。マイナスの予報が出ている日は絶対に打ちません。工期よりも品質。お客様のために、じっと我慢する時間もプロの仕事です。
気温が上がるのを待つ。無理は禁物。
待機中は石張りなど、別の作業を進める。
満を持して打設!最高のコンディションで。
4. 仕上げ:カーポートと植栽で完成へ
土間が固まったら、カーポートの屋根を取り付け、最後に植栽を行います。緑が入ることで、無機質だった空間に命が宿り、建物と外構が一体となります。
ワイドタイプのカーポート。
最後の仕上げ、植栽。
完 成:機能と美観のバランス
駐車スペースは奥行き2台+手前1台の計3台(詰めれば4台)を確保。
それでいて、和室前にはしっかりと庭のスペースを残しました。
「あと20cm狭かったらできなかった」というギリギリのバランスで成立させた、奇跡の納まりです。
奥行きを活かした配置で、台数を確保。
大容量ポストを備えた門柱と、歩きやすいアプローチ。
植木を再配置し、将来の芝生スペースを確保。
窓からの眺めも考慮した配置。
機能的でありながら、庭の雰囲気も壊さない。
お客様にも大変喜んでいただきました。
T様、様々な制約がありましたが、
私たちにとってもやりがいのある現場でした。
これからも末永くよろしくお願いいたします!
